妃鳥 きあら様のオリジナル小説サイトです。 おすすめは 超有名作品ではありますが、「Norblerot Children」 ダークでゴシックな雰囲気のファンタジー小説ですが、これまた世界に飲み込まれてしま う描写力と、世界を思い描かせる美しい表現力が圧巻です。 もう、ドルイット博士が憎いのなんの。そして彼の荘厳な屋敷が恐ろしいこと！！ でも あの屋敷を前にしたら、好奇心から覗き込んでしまうことでしょう。そして利用価値もな いわたしは、きっと惨殺されるか、おそろしい実験の材料になってしまうことでしょう。 ……想像だけでも怖いかも。 いたましい少年たちの、生きることへの渇望を、いつまでも応援したくなる小説です。 MUNNIN様のオリジナル小説ブログです。 何を隠そう私さくらみかんの小説の師匠と勝手に命名しているMUNNIN様。いつもお世話に なっております。そしてブログを始めてすぐに通いに通いつめ、全ての小説を読み漁った ストーカーがわたしであったりします。 おすすめは「静」 近世のヨーロッパを舞台とした物語で、使徒座（バチカン教皇庁）の 秘密組織ハイリゲオルデンで剣士として活躍する日本人の美女、静のお話です。 なによりすばらしいのはその巧みなまでの剣戟のシーン。バトルシーンを文字からこんな にも鮮やかに思い描かせることができるのかと、圧倒されます。 そして個性豊かなキャラたち。かっこいい若いお兄ちゃんキャラ意外にも、おじさんなの に渋くてすてきなキャラが生き生きと活躍しているのも魅力かもしれません。 ちなみにレオンLOVEです！！ これゆき様のオリジナル小説ブログです。 おすすめは「嘘」 これはまさしく胸がきゅーーーんと苦しくなること請け合いです。大好きなのに素直にそ の思いを伝えられない。だけどそれゆえに読み手には深い深い愛情が滲み出るようにして 伝わって。 「もう！ どうにかしてあげられないのかしら！？」と画面の前で身悶えたものです。 架空の世界の国と国の間の婚姻が描かれているのですが、ある意味これはファンタジーで ありながら、現実にありそうな男女の恋愛だと思いました。 彼らの歴史は、この一作では決して語りきれまいという世界観。外伝としてお話が続くよ うなので、とっても期待して待っているさくらみかんです。 TERIKO様のオリジナル小説サイトです。 おすすめは「摩天楼の翳」 かなり長いお話ですが、これは長さに恐れをなしてはならん！ と後ろから躊躇するもの の蹴り飛ばしてやりたいくらい、おすすめです。 と、自分がかなり躊躇していたことを後悔しているから、言えること（トホホ） 諜報員をしている青井結とロスでパートナーとなる少女エリーを中心とした、格闘系小説 ですが、バトルシーンもさることながら、人間関係の心情の移り変わりも魅力でしょう。 スパイの情報戦も見ものです。 次から次へとページをめくらせる筆力にあふれた小説です！ 桐央 琴巳様のオリジナル小説サイト 言ノ葉化粧 おすすめは「緑指の魔女」 美しい言葉選びは見事と唸ってしまう、とても洗練された文章のファンタジー小説です。 王太子つき近衛二番隊の人気赤丸急上昇中という、童顔の騎士、ヴェンシナが姉の結婚式 のために故郷シュレイサ村に休暇をもらって帰るところから始まるのですが……。 これが彼の胃を痛めるほど大変な特別任務に変わってしまうという。 とにかくヴェンシナをはじめ、登場するキャラたちがとても個性的で、またそれが お互いをうまく引き立て、読み手の心もぎゅっと掴んでしまう、つわもの揃いなのです。 そしてわたし個人がとても気に入ったのは、純粋なる悪というものを描かないことでしょ うか。どんな悪にしか見えないものにも、背後には動機があるのであり、同時に悪に しかみえない人間にも、必ず美点がある。 そんな人間の深みも、しっかり描かれていると思うのです。 ぜひ通いつめて、素敵エッセンスを吸収してしまえと思うのであります。 渡来周発様のオリジナル小説サイトです。 おすすめは「時計の魔物」 純粋なるホラーを追求した作品です。 日本のホラーと、西洋的なホラーの融合した、両者のいいところをうまく抽出してある 見事な手腕の作品です。 ある日眠れずにいた主人公の男が、寝返りをうったときに、目の前に突然現れた子ども によって恐怖の世界に誘われてしまいます。 日本のホラー的な暗く陰鬱な、ジメジメした湿気を感じる恐怖感と、洋画的な人を圧倒 しようとする異様な外観の建物をバックにした恐怖感。 夢とも現ともつかない世界を前に、読み手の怖いもの見たさと、それでいてハッピーエ ンドを願うそんな気持ちをうまいこと刺激しつつ、かわしつつ。ついつい、一気読みさ せてしまう小説です。 ぜひ夏の暑い日の涼にどうぞ。ちなみに真夜中、電気もつけずに読んでいたわたしは、 背筋がぞくぞくしっぱなしでした。
彪峰様のオリジナル小説サイトです。 おすすめは「 SIXTH 」 このおはなしはわたしの好みのど真ん中をついてくださっているお話で、つい一気読み してしまいました（笑） 殺人を犯すことのできない人間を作り出すために、殺人抑制遺伝子SIXTHが組み込まれた。 だが、 そのSIXTHが作動しない人類もまた生まれることに。 彼らは「BGS」と呼ばれ、殺人を犯す可能性があるというだけで激しい差別に会うことに。 巧みな戦闘シーンや異種であることで生じる生きる目的、自分の存在意味についての葛藤 が、リアルに迫ってくる文章です。 登場人物も非常に魅力的で、誰のファンになろうか目移りしてしまって選べません（笑） 通いつめて読み尽くせとこっそり誓うサイトさまです。 ケロンパ様のオリジナル小説サイトです。 魅惑の南国を舞台にした恋愛ストーリがてんこ盛りです。 おすすめは「猫目石の憂鬱」 これは本当に胸が痛い！ というところからスタートです。 何年も付き合ってきた彼。どんなことでも楽しむことが得意な彼といることはとても楽しい。 でも、気づけば彼のことを求めているのはいつも自分ばかり。彼自身は自分の楽しみのため に常にマイペースで愛してくれているのかがもう見えない。 これが最後の思い出旅行と心に決め、ふたりでモルディブの島へ。 ものっそい感情移入してしまいました。そして同時にすばらしいのが、絶妙な言葉選び。 感情や今までの出来事を、「なるほど！」と唸りたくなる見事な言葉で描写されているのです。 まさしくお見事！ 南国に旅立っている気持ちにもなれる秀逸な一品です！ ia様のオリジナル小説サイトです。 大のお気に入りは「sea＆she」（← タイトルのつけかたも好き！） 笹良は泳げない、水嫌いの女の子。当然海なんて怖い！ なのに、ある日なんとよりにも よって海の真っ只中に漂う幽霊船の中に異世界トリップしてしまうのです。 そこで拾われたのが、海賊王ガルシア率いる海賊船だったのです。 おっかないし、なぜかリアルに汚い船の中に住む海賊たちなんですが、次第に心惹かれてい ってしまうキャラたち。 でも彼らは海賊。いい人だよね？ と信じ始めたときに、手の平を返すように恐ろしい反撃 に出られて笹良ともども、「アウーー！」とやられてしまう。それでも憎めないんだよね、 海賊さまたち。 ものすごく上手に伏線をはる見事な構成に、クラリと眩暈すら感じる小説です。 ちなみに「花術師」も大好き！ chocoさまのオリジナル小説サイトです。 お気に入りは、「月の砂丘にふたり」 バツイチ、不眠症の相川祥子さん。彼女がある日、すれ違う人が振り返るほどの美貌の男の子 桐嶋 天（そら）くんに出会います。 まるで人懐こい犬のような、愛くるしい表情で迫ってくる彼は、でも物凄くSEXが上手。 そんな彼には物凄い過去が！ ああ、こんな紹介ではこのおはなしの奥行が伝わらない！ けど書けない！！ だって ネタばれになっちゃうもの。 とにかく読んで損なし！ です。 すごいなぁと感動するのは、祥子さんにしろ、天にしろ、物語の人物ではなくて、読んで いる最中から、日本のどこかに、絶対いる気がしてくるところです。 すごく等身大。でも、すごく惹かれてしまう。 天と出会って自信をつけていく祥子さんの、強くなっていく姿も何気なく自然に「祥子さん、 変わったな」と思える変化。天も笑顔の下の寒々とした部分が、和らいでいくのが、そこは かとなく伝わってくる。 このそこはかってところが、物書きには超技で、喉から手が出るほど欲しい才能なんですよね。 ものすごく好きなお話です！ すおうさま＆十夜さまのオリジナルファンタジー小説サイトです。 おすすめは、まずすおうさまの書かれている小説では「CROSS ROAD」 王位継承問題に揺れるラディンス王国の王子、ナシル王子。でも彼は第三王子であり、上 にはとても優秀なお兄様たちがいるので、日々大好きな護衛官長シドックや教育係のジオ と、市政について学んだりする日々。 のはずだったのですが……。 とてもほのぼのした優しい性格の王子さま、ナシルの言動が可愛らしく、そんなナシルを シドックもジオも愛していることがよく伝わってくる。それなのに〜〜〜！ な展開が続 いていて、ハラハラドキドキです。 先がとても気になる小説です。日本語の美しさを堪能できる小説でもあります。 十夜さまの書かれている小説からは「革命記」 苛烈な性格で残虐な戦争をしかけるアザンクール皇帝。その皇帝の計略で、レア・オルレ インは、父に謀反の疑いが掛けられ、自身も賞金首にされてしまうのです。忠を誓っていた はずの、帝国の残虐なありように、レアは次第に帝国に弓引くものである独立軍への道をす すみはじめる。 とにかく、戦いとは何なのか。一方的な善も悪もなく、どちらの側にも痛み、苦しみ、残さ れる家族の悲痛な思いが残るのだということを、痛いほどに教えてくれるおはなしです。 物事を多面的に捉え、逃さずに書ききる才能は圧巻です。 えむなべ 千珠 ＆ ココ・チョコさまのオリジナル小説とイラストのサイトです。 まずココさんのイラスト。美しいです。そしてすごくやすらげる絵なんです。癒し系？ 衝撃で心を弾かれる絵というのもありますが、彼女の絵はすごく心に染み込みます。 大好きです！（さりげなく告白） えむなべさん書かれている小説でオススメは「光と影を舞う蝶」シリーズです。 英国や欧州にあるどこかの王国を舞台に広がるミステリー調なお話です。 訳ありの逃亡者に安息の場所を与えてくれる黒蝶館。でもそこにたどり着くまでに、人は 多くの傷を負い、抱えれないほどの運命の翻弄される。 その苦しいなかでも散りばめられた、愛情の手が嬉しくなる。 陰鬱な欧州の霧に包まれた雰囲気の中に、輝く宝石が眠っているのを見つけられるという イメージのお話です。（イメージでしか語れない女ですいませんorz) K・Sさまのオリジナル小説サイトです。 昭和３０年代をコンセプトに、昔懐かしい日本人なら誰もが安らぎを感じられる世界を描いた小説 たちがいっぱいです。 おすすめは「夕焼け酒場」 昭和30年代をイメージしたテーマパークに来た主人公。何気なく入った飲み屋から出たら、本当の昭和 34年にタイムスリップしていた！ この主人公、タイムスリップしたわりにびっくりするでもなく、 いい機会だから楽しんでしまえ！ な心意気がまずすごい！ そして彼の誘導で見てまわることのできる昭和の景色も、見たことがないのにすごく心に染み渡る 暖かさに満ちていて、もっとこの世界に浸っていたいなと思わせてくれるのです。 昭和の古きよき時代を愛され、そして物凄く勉強されているんだなと感心させられてしまうサイト様 です。 お父さんの愛情にも満ちているのを感じます！ 耳子さんのオリジナル小説サイトです。 おすすめは有名なお話だと思いますが、「IcPal 〜火炎の王〜」です。 竜の血をひくという王女サディアナ。彼女を手にしたものは国を制する。 そう聞いて思い浮かべるのは、強く美しく、完璧な強さ漂わせる女だったのですが、彼女は違うのです。 もちろん秘めたる力は持っているのですが、ごく普通の感性をもったがんばる女の子なのです。 個人的に大好きなのが、サディアナが小姓にされてしまった件。女の子が小姓としてがんばって働く のです。それも真剣に。ガツガツとご飯をかっこみながら。 架空のファンタジーでありながら、ここまで惹きこまれるのは、この物語の中で生きているキャラたち が本当に生きているからだと思います。夢を抱いて、そのために前を見て、現在に足掻きながら、 それでも真っ直ぐに突っ走ろうとする吐息が感じられるのです。 イクパルという国の様子も映画をみるように鮮やかで、細かく設定されているのだろう世界観に 圧倒されます。 親しみがもてる、でも崇高なるファンタジー小説です。 fuuさんのオリジナル小説サイトです。 感想を書かせていただくのは「シンデレラになれなくて」 書籍化されるお話ですが、それも頷ける、とても素敵なお話でした。 自分に自信のなかった愛美は、友人の蘭子の強引な誘いであるパーティーに連れていかれます。 そしてそこで運命の出会いを果たすことに。 その恋のために多くの困難にも合うのですが、同時にかけがえのない多くの宝物も手に入れて。 よくある恋愛ストーリーかもしれませんが、でも全然違う！ それは緻密に作り上げられたキャラたち。それぞれの思い、生い立ち、抱えている傷。 そうしたものが、巧みに張られた伏線に読み手は気づかないのだけれど、後々しっかり効いてく るんですよね。で、ああ、こういう理由だったのかぁと、ちょっとやられた気分になる。 ああ、くそ！ なんてうまいんだってね。 お気に入りはももちゃんです。あんな人を包み込める知恵を持ち、それでいて場を和ませる 優しさを持った人になりたいなぁって。ももちゃんを人生の師匠にしようかな。 とても長いお話ですが、やめれない、止まらない、○っぱえびせんのように次々に読破できる お話です。 ぜひ、今のうちに読んでみることをおすすめします。そして書籍になってからも読みごたえあ りです。
