スイレイは部屋の窓を開け、夜空を見上げた。 ジュリアは〈エデン〉の花園の中でリンゴの木によじ登り、輝く星屑を見上げていた。 ペルは、ベットの温かい布団の中に潜り込みながら、窓の外に見える煌めく星をみつめた。 三人は願った。 再び三人が共に手を取り合って笑える日が来ますようにと。 運命の道は見えない霧の向こうに沈んでいた。 霧の向こうにあるのは、楽園か、それとも地獄か。 それはまだ……誰にもわからない。